瞑想は危険!?瞑想が逆効果になってしまう人
- Takanobu Shimanuki
- 2023年12月2日
- 読了時間: 2分
瞑想は危険?瞑想が逆効果?
瞑想はリラックスやクリアな心を得る手段とされていますが、人によっては逆にネガティブな感情や思考に囚われる人もいます。これでは瞑想によって望む結果が得られるどころか、瞑想が逆効果になってしまう可能性もあります。

では、どのようにしてこのネガティブな瞑想体験から抜け出すことができるのでしょうか?
瞑想が逆効果になってしまう要因の一つは、瞑想中に湧き上がるネガティブな思考や感情に対して無意識に執着してしまうことです。例えば、過去の出来事や未来の心配事に思考が引き寄せられ、その結果として心に不安やネガティブな感情が広がってしまうことがあります。
これらの感情が瞑想中に浮かび上がったら、ただ認識をし、その存在を受け入れることが大切です。

瞑想と雑念の関係
瞑想が逆効果になってしまわないために、理解しなくてはいけないことが、瞑想と雑念の関係についてです。
瞑想の目的は雑念を止めることではなく、雑念に「気付く」こと。雑念を抑えようとするのは終わりのない戦いになりますが、「気付く」ことでその存在を認識し、再び意識を呼吸などに集中させることが重要です。このアプローチが瞑想の本質です。
雑念に振り回されるのではなく、雑念に気づくことでより深い集中状態へと入ることができます。

人間という生物の思考はネガティブ傾向
進化心理学の視点から見ると、人間の思考にはネガティブな要素や傾向が強く組み込まれています。これは過去の経験から学び、危険を回避するための適応的な機能です。

しかし、現代社会ではこのネガティブな思考が過剰になりがちであり、ストレスや不安の原因となっています。こうしたネガティブな思考が瞑想中に表れる場合もありますが、それは単に過去のサバイバルメカニズムが反応しているだけです。

瞑想を通じた自己認識と変容
瞑想を通じて自分の内面に気づくことで、日常生活でもより自覚的に自動思考を感じ取ることができます。これにより、ネガティブな自動思考に振り回されず、よりポジティブな考え方を促進することが可能です。
瞑想は危険なものではなく、その真の効果は自己認識とポジティブな心の変容にあります。このようなアプローチを取ることで、瞑想が自分にとってより意味のあるものとなるでしょう。
