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瞑想と自己受容感の大切さ。自分に満足しない日本人

  • 執筆者の写真: Takanobu Shimanuki
    Takanobu Shimanuki
  • 2023年8月25日
  • 読了時間: 3分

更新日:2023年9月19日

内閣府からのデータです。



特集 今を生きる若者の意識~国際比較からみえてくるもの~



自分自身に満足。自己肯定感。瞑想
自己肯定感の調査

意欲の調査



自分に満足していない日本



日本は「自分に満足している」、「うまくいくかわからないことにも意欲的に取り組む」という点で他国と比べてかなり低い。原因はたくさんあると思いますが、子供時代に受けた親や学校、先生からの影響が大きいと見ます。

子供は自分のあるがままの存在を受け入れられていれば自分に満足します。というより、ただ自分であるだけで、そこには自分に満足するという感覚すらないでしょう。



瞑想と人格形成
人格形成において先生の影響も大きい


しかし、年齢が上がり成績や、したこと、得たことの結果の優劣で自分の立ち位置が決まるようになります。つまり、ただ自分自身であるから、ではなく行為を通して自分が受け入れられるようになります。


特に、毒親と言われるような言動を持つ親の元で育つと、頻繁に批判や否定、非難をされ、親の機嫌を取るために自分自身を閉じ込め、求められている自分を出すことで受け入れられるようになるので、自分自身に満足できないようなマインドになっていきます。


瞑想と自己肯定感
否定されて育つと自己肯定感が低くなりやすい



自分自身に満足できるようになるには自己受容感



では、すでに人格ができて、成人している場合はどうするか。

まず、自己受容感を向上させることが重要です。これはわがままになることではなく、自分のいいところも悪いところも受け入れる姿勢。良し悪しの判断は物事の一面的な部分を見ているに過ぎなく、多角的に見たら良し悪しの判断はできません。


こうして、自分自身、ありのままでも大丈夫という自分の中の心理的安心ゾーンを作ることが大切です。この心理的安心ゾーンを外に作ってしまうと大変です。依存や束縛、受け入れられない事から恨みに発展する可能性もあります。



瞑想と自己肯定感
心理的安心ゾーンを作る



チャレンジするというこは


そして、次の「うまくいくかわからないことにも意欲的に取り組む」というのも、そもそも、失敗しても大丈夫な下地(社会)がないと難しい。日本では、失敗を恥ずかしいことだと考える人が多いのがリアルです。そして、「失敗」をした人に対しても厳しい。自己責任などと言って突っぱねる人もたくさんいます。


これには、まず自己受容感をもって自分自身に対する心理的安心ゾーンを作ってから、その外側にある「コンフォートゾーンを出る」という行為に慣れるのが重要。



瞑想とコンフォートゾーン
小さいことでもコンフォートゾーンの外にあることをする


大きいコンフォートゾーンではなく、普段食べないものを食べるなど小さいコンフォートゾーンでもそこから出るという感覚を養うことが大切です。


これをいきなり失敗を恐れず挑戦しろとか、コンフォートゾーンから抜け出せだとか、気合や根性論で対処するのは無理です。




解決策


自己受容感は様々な感情の土台となっていますが、挑戦に向かう精神も例外ではありません。土台がしっかりしていないと、上にたくさんのものは積み上げられません。また、自己欺瞞的な自己受容感をもってしまうと、自分自身が自分の敵になってしまいます。



瞑想と自己肯定感
自分を否定せず、受け入れる。戦わない。



瞑想をすると、様々な感情が出てきます。

良い感情もありますが、慣れないうちは不快な感情が多いでしょう。退屈さや、考え事、悩み事、イライラ、意味あるのかと考えたり。


これらの感情を判断をせずただ観て、また意識を呼吸などに戻す。この繰り返しを瞑想で行うことで、自己受容感が培われて行きます。

瞑想をするときにこのような意識を持って実践をしてみてください。


自己受容感は感情の土台部分、そして、自分自身というのは社会と繋がるための始まりの点でもあります。簡単ではないかもしれないし、時間もかかるかもしれませんが、継続してみてください。



瞑想のやり方についてはこちらをチェック


瞑想の効果についてはこちら

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