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実は思ってるより簡単な「瞑想」 : 瞑想のよくある誤解 4選

  • 執筆者の写真: Takanobu Shimanuki
    Takanobu Shimanuki
  • 2023年9月15日
  • 読了時間: 5分

更新日:2023年10月13日


目次



瞑想の誤解



瞑想自体は3500年の歴史があるものの、瞑想が現代の日本に来てからはあまり日が経っていません。


そのため、瞑想に関する様々な誤解や「神話」があり、その誤解の中には人々が瞑想に挑戦する意欲を無くさせるものもあります。


この記事では、これらの誤解を解き、瞑想がいかにシンプルでやりがいのあるものかを解説していきます。



瞑想とマインドフルネスの誤解
俗説や誤解の多い瞑想



瞑想とは?



瞑想をシンプルに、わかりやすく説明するとこんな感じになります。


自分の心をある対象に集中力というピンで留め、注意力が心を見張っている。


心が対象から離れたら、その注意力が再び対象に心を戻す。



瞑想とは?マインドフルネスとは?
瞑想の本質は心の集中




そして、瞑想には実践(行為)としての瞑想と、状態としての瞑想があります。


ピン留め状態がマインドフルネス(状態としての瞑想)。

その対象から戻すのが行為としての瞑想。


マインドフルネスと瞑想の違いについて書いた記事があるので、本記事の最後にリンクを貼っておきます。



瞑想の俗説



瞑想には多くの俗説があり、その中には瞑想に挑戦する人の意欲を削ぐものもあります。


例えば、ある人は、瞑想するためには、頭の中の雑念を消し去り、柔軟で良い姿勢を保ち、毎日一定の時間を確保しないといけないと信じています。


また、瞑想はリラックスするためだけのものだと考えている人もいます。


詳しく解説していきましょう。



瞑想初心者が陥る誤解
瞑想の誤解




よくある瞑想の誤解1: 「無心」



瞑想は、特に初心者にとってはとても難しいものと思われがちです。それは、この誤解が大きな原因でしょう。


最も蔓延している誤解の一つ、瞑想を成功させるためには、すべての思考をクリアにする必要があるというものです。


しかし、これは全く「正しい」ものではなく、誤解です。


瞑想のゴールは思考を完全に止めたり、心を空っぽにすることではなく、自分の考えや感情を判断せずに、観察することです。


瞑想中に心がさまようのは自然なことです。その思考に気づき、呼吸などに意識を戻すことが重要です。


つまり、心が空っぽになっていなくても、自分の心に気づいて、心を集中の対象に戻していれば、瞑想はちゃんとできていることになります。







よくある瞑想の誤解2: 「柔軟性と良い姿勢が必要」


瞑想に関するもう一つのよくある誤解は、瞑想を「正しく」行うには柔軟性が必要で、良い姿勢が必要、というものです。


これも真実ではありません。


良い姿勢をとることで、より集中しやすくなったり、快適に感じることもありますが、必須条件ではありません。


椅子に座ったり、横になったり、立ったり、歩いたり。

自分にとって心地よいと感じる姿勢で瞑想は実践できます。






大切なのは、リラックスして、集中できる姿勢を見付けることです。


さらに、瞑想に柔軟性は必要ありません。


瞑想とは、難しい姿勢に身体をゆがめる事ではなく、心を静め、今という瞬間にフォーカスすることです。

なので、柔軟性がないとか、姿勢が悪いなどは気にせず、瞑想に挑戦してみてください。





よくある瞑想の誤解3: 「瞑想には毎日一定の時間が必要」



瞑想を実践するには、毎日一定の時間を確保する必要があるというのもよくある誤解の一つです。


定期的な実践が瞑想の恩恵を享受するのに役立つのは事実です。

しかし、その恩恵を経験するために、必ずしも何時間も瞑想する必要はありません。


実際、5分の瞑想を2週間続けるだけで様々な効果があったとする研究もあります。






大切なのは、時間ではなく、瞑想を日課に取り入れて、継続的に行うことです。


朝一番の瞑想でも、昼休みの瞑想でも、寝る前の瞑想でも、大切なのは習慣化することです。そうすることで、時間の経過とともに瞑想がより簡単で自然なものになります。





よくある瞑想の誤解4: 「瞑想はリラックスのためだけにある」



瞑想はしばしばリラクゼーションと結びつけられますが、瞑想の目的はそれだけではありません。


リラクゼーションは瞑想の一般的な副次的効果ではありますが、最終的な目的ではありません。


瞑想とは、心をより現在に存在させ、集中させ、気づかせるためのトレーニング。内なる平和と明晰さを培い、自分自身と周囲の世界をより深く理解するための訓練です。


リラクゼーションは瞑想の副産物として役立ちますが、それだけがメリットではありません。実際、瞑想の中にはかなり難しいものもあり、精神的な努力と規律を必要とするものもあります。


なので、瞑想を始めようと思っている人は、難しいと感じたり、すぐにリラックスできなくてもがっかりしないでください。瞑想は時間と練習が必要なスキルであり、その恩恵はリラクゼーションをはるかに超えるものであることを忘れないでください。





結論 : 瞑想が思っているより簡単な理由




結論として、瞑想は思っているより簡単だということを覚えておくことが大切です。


瞑想にまつわる一般的な誤解や俗説は、しばしば瞑想を試してみることを思いとどまらせます。しかし、これらの誤解は単なる誤解であることを理解することが重要です。


すべての思考をクリアにする必要はないし、柔軟性や良い姿勢も必要ない。瞑想は、ほんの少しの時間でも、好きなだけ長くでもできるし、単にリラックスするためだけのものでもない。







瞑想は、心と身体の健康を改善し、ストレスや不安を軽減、全体的な幸福を促進するための強力なツールです。瞑想をすることをためらっている人は、瞑想はシンプルで身近な練習法であり、毎日の習慣に簡単に取り入れることができることを覚えておいてください。



少しの忍耐と練習で、あなたも瞑想の多くの利点を体験することができます。



瞑想とマインドフルネスの違いについてはこちらの記事を読んでみてください。



瞑想のやり方についてはこちらをチェック


瞑想の効果についてはこちら

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